三国一のDVD野郎①
太平洋戦線を描く力作
レンタルビデオでアメリカのテレビドラマシリーズ「ザ・パシフィック」を観ている。全10話で、太平洋戦線でのアメリカ海兵隊員たちの日々を描いている。ガダルカナルから沖縄まで。青年たちは傷つきながら成長していく。「ジャップを殺せ!」と叫びながら。
しかし、なぜ日本でこのようなドラマが作れないのだろうか? 「硫黄島からの手紙」だって、イーストウッド以前に、日本人が作るべき映画だったのではないか?
戦争で犠牲になるのは、いつだって若者である。コマとして消費されていく若者たちの悲哀は東西を問わない。そして今昔を問わない。現代だって「若者殺しの時代」なのだからな。多くのことを考えさせられるドラマであることよ。
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