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ビートルズ

ビートルズ2015①

リバプール訛は難しい

  ご存知でした? ビートルズ初期の「Can't buy me love」ってありますでしょう。あの「me」は「I」の目的格ではなく、リバプール訛の「my」なんだってさ。要するに「(あなたは)私の愛を買うことはできない」ということだね。

  ずっと、目的格だと思っていたから「(あなたは)私に愛を買ってくれることはできない」だと思っていました。

  聞くところによると、リバプール訛ってけっこう激しくて、ビートルズの面々もデビュー当初は随分と訛がきつく、段々と直していったそうだ。最後まできつかったのはリンゴだという。

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ビートルズ2014②

やはりこの完成度はすごいぜ

 続いて語りたいのは「サージャント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(以下サージャント)」です。

 とにかく、聞く前から「最高傑作」「すごい」などの評価ばかり聞こえていました。当然ですね。発表は1967年、私が聞いたのは中学2年だから72年か。

 面白いと思うのはそこなんです。すでに、リリースから何年も経っているアルバムが、すごく、入ってくるのですから。

 私たちの世代はビートルズ後追い世代なんです。だから、渇している部分もあって、かなり、熱狂的な人もいるようです。でも、正直、本質的なこと言えば、リアルに聞いていないんですよ。だから、弱いところがある。

 ビートルズがいたから、生きていられた。オーバーかもしれないけど、そんな気分もあるな。

 例えば、英語なんか、ずいぶん勉強になったしね。

 全然、「サージャント」語ってないね。

 中学2年のレーニン親方は、この完成度、あ、音楽ってこんなにすごいんだと思ってしまったのだよ。完成度の塊じゃん。このころ、クラシックなんか知らなかったし、この音楽の塊がすごいと。生きている音楽、このすさまじさをリアルに感じたんだ。

 そして「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」・この曲は素晴らしい。

 何の方向性もなくてさ。生きていていいのか、死んだ方が良いのか、わかんない、そんなときかな。この曲を聴いたら、わかるよ、何かが。

 すごい曲だよ。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

ビートルズ2014①

ラバーソウルから始まる何か

 ビートルズを語ろう。

 思うのだが、「ラバーソウル」から何かが変わった。ポップバンドではない、ビートルズがポップな楽曲の中から現れてくる。私は、そこがビートルズ史上、最も面白いと思うのだよ。

 「ヘルプ!」からの流れで見ると、楽曲が変わっているのがよくわかる。このときの、ビートルズの内部が面白いのだよ。

 初期ビートルズは終わり、ここから、後期ビートルズが始まる。そしてそれは、今流行りの言葉で言えば終わりの始まりなんだよ。

 名曲の塊だよね、このアルバムは。最近、よく思うのは「ユー・ウォント・シー・ミー」の完成度の高さ何だけどさ。「ガール」「ミシェル」「イン・マイ・ライフ」「ノーウェジアン・ウッド」って、すごいラインナップだよな。

ラバー・ソウル

ビートルズの赤・青って一体?

売れればいいんだ

 1974年か? よく、こんなベストを出すよな。こちらはキング・クリムゾンとか、ピンクフロイドを聴いてたけど

THE BEATLES 1962 - 1970 Music THE BEATLES 1962 - 1970

アーティスト:THE BEATLES
販売元:EMI UK
発売日:2010/10/18
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謎のカバーアルバム

誰か教えて

 タワーレコード内をぶらぶらしていたら、ヘンなボックスを見つけた。要はビートルズのカバーアルバムなのだが、10枚セットのボックスで1400円ぐらいなんだよ。タイトルは「WISH WE WERE THE BEATLES」。僕たちがビートルズだったら、とでも訳すのかな。

Cover  誰が演奏しているかが、よくわからないのだよ。製作はEUらしい。ボックスの裏には「Membran Music」とあるのだが。

 中味は凄くストレートなカバー。ひねらず、オリジナルに忠実に再現しています。まるで、バットルズのようです。

 でも、これだけストレートにビートルズを再現するなら、オリジナルを聴いていたほうがいいや、という気もちょっとします。

だから、ビートルズ③

悲しませないで

 本当に、好きだな。この曲、「ドント・レット・ミー・ダウン」。邦訳「悲しませないで」。この曲を分析しながら、中学生のぼくは英語を学んでいった。担任の先生に歌詞の意味を聞いたら、「中学生で学ぶ範囲ではない」と逃げられた。

 「ノーバディ・エバー・ラブド・ミー・ライク・シー・ダズ」、「誰も彼女ほどにボクを愛してくれなかった」。涙が出るね。切ない、ラブソングだね。

 映画「レット・イット・ビー」での屋上コンサートでも、この曲は演奏される。それなのになぜ、アルバムには収録されなかったのか、謎だ。

 

ドント レット ミー ダウン Music ドント レット ミー ダウン

アーティスト:ドレミ團
販売元:ユニバーサルJ
発売日:2009/11/25
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だから、ビートルズ②

CCCDはよくないぜよ(龍馬かよ!)

 もう、これで寝よう。寝ようと思いながら聞いてしまうのがビートルズだよな。。ずうとるびじゃねえぜ。「オレンジ色の恋」じゃねえぞ。

 眠たい頭にびしびし、入ってくる「レット・イット・ビー」ネイキッド。

レット・イット・ビー...ネイキッド (CCCD) Music レット・イット・ビー...ネイキッド (CCCD)

アーティスト:ザ・ビートルズ
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2003/11/14
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 でもなあ、昨年から今年にかけて、ビートルズのリマスターがブームだ。でも、いろいろ出すより、映画「レット・イット・ビー」のDVDを出せって。とみすけも言ってるぜ。

 すべてがオノ・ヨーコの懐に消えていくマーケット・マジックがあるのか。何が「平和の使徒」だよ。「ジョン・レノン記念館」、つぶれてやんの。

 単なるロックンロール・フール、ジョン・レノン。成仏させてやれ。仏教徒じゃないけれども。

 音源をいじるんなら決定盤をひとつ、出せ。

 このアルバムの決定的な欠点はコピーコントロール(CCCD)であること。発売段階からかなり話題になっていました。音質が悪くなるのでこのフォーマットは廃れたはずだがね。

だから、ビートルズ①

今までとは違う何か。

 真夜中、酒に酔いながら、ビートルズを語っていこうじゃないか。

 従来のポップ音楽とは違う何かを、ビートルズは作ってしまった。それは「ロック」でさえ、なかったのかもしれない。世論は面倒くさいから、ロックという言葉にまとめたけど。

 従来の音楽とは、スケールが、ぜんぜん異なるのである。

 リアルタイムでアルバム「ヘルプ!」を聞いている。いいよなあ。みんな仲良さそうだもん。ジョージの「アイ・ニード・ユー」には涙が流れるよ。凄い兄貴分がいるんだぜ、ジョージには。ポール兄さん、ジョン兄、リンゴ父さんがいるんだぜ!

 なぜか、「イエスタデイ」が収録されている。この曲だけが特筆されがちだけど、そんなに名曲か、と私は個人的には思う。

 

ヘルプ! Music ヘルプ!

アーティスト:ザ・ビートルズ
販売元:EMIミュージックジャパン
発売日:2009/09/09
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タイムスリップ

ビートルズに先んじてビートルズになるということ

 かわぐちかいじの新作「僕はビートルズ」を読む。ビートルズのコピーバンドをやっている青年たちが、タイムスリップして1961年の東京へ行ってしまう。

 史実では、1年半後にビートルズがプロデビューする。青年は、それ以前に、ビートルズより先に、ビートルズの曲を発表しようとする。

 流しのオヤジに「イエスタデイ」を披露。「メロディーも完璧だ」と驚くオヤジ。しかし、ハワイアン大会で「オール・マイ・ラビング」をやっても、まったく、受けない。当時の日本人の感性には、受け入れられないのだ。

 今後の展開が楽しみ。原作者の藤井哲夫は初めて、マンガ原作を手がけたそうだが、かなりのビートルマニアであることが、細部へのこだわりからもわかる。

 

僕はビートルズ(1) (モーニングKC) Book 僕はビートルズ(1) (モーニングKC)

著者:かわぐち かいじ
販売元:講談社
発売日:2010/08/23
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やっぱりビートルズ

カーナビーツとは違うな!

 と、いうわけで、函館旅行の際にはズルシャモのスーパーカーに便乗させてもらい、非常に助かった。あらためて、ありがとう。

 往復の車の中で、わがipodに入れたビートルズをききまくった。自慢の「リマスター・ヴァージョン」である。その音はクリアで、これまで聞き取れなかった楽器などもはっきり、聞こえたのであった。酔っ払いアドマンのジータも「すごいっすね」と言っていたほど。dogに至っては「難聴になりました」と被害を訴えている。

 ipodには、愛嬌で、ビートルズのカヴァーも入れておいた。でも、並べて聞くと、その実力差に唖然とするね。だんだん、聞いていて腹が立ってくる。単なるまねじゃ、どうしようもないんだよ。アーチスト、もしくは表現者と呼ばれるためには、まねでは駄目だ。「そっくりさん」にはどこか二流感が漂うものだ。

ザ・カーナビーツ・スーパー・ベスト Music ザ・カーナビーツ・スーパー・ベスト

アーティスト:ザ・カーナビーツ
販売元:テイチク
発売日:2007/10/24
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 しかし、ビートルズは聞き込めば聞き込むほどに、そのすごさ、大きさが再認識されてくる。12歳のころに初めて聞いてから来年で40年(!)。まだまだ、先が見えない巨大な山脈である。

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