犬の命日2010
今年もきみのことを想い出す
本日は、我が家の愛犬ボッチくんの命日だ。高級和牛を焼いて、写真に供えた。たっぷり、食べなさい。
1984年10月、日高管内静内町(現・新ひだか町)の隣、新冠で生まれたボッチくん。 ビーグルと狆のミックスらしいが、外見はシェパードの子犬のようでもあった。
生後間もなく私たちのもとにやってきて、転勤に連れ、釧路、札幌、東京で暮らした。引っ越しが多かったから、なかなか腰も定まらなかったな。
ボッチくんはなかなか元気な犬だったが、けっきょく病を得て、2000年5月30日に東京・杉並区西永福の当時の我が家で死んだ。
それでも今、お骨は庭のヤマボウシの根元に眠っている。
犬にまつわる仏教説話がある。その昔、犬は死ぬことがなかった。寿命というものがなかったのだ。しかし、人間に酷使される日々はつらくてたまらない。そこで、ブッダに「お願いです。死ねるようにしてください」と頼んだというのだ。ブッダは犬の願いをくんでやり、10数年という寿命を与えた。
どこか物悲しい話だ。その10数年という歳月しか、私たちはこの健気な生き物と暮らせない。その日々を大事に思うべきなのだろうなあ。
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