三国一の読書野郎2016②
さすがの直木賞受賞作
東山彰良「流」を読み終える。すごいね。やはりこの作家はただものではない。「全会一致の直木賞」というのも肯える。
謎解きというより、台湾青年の破天荒な青春期と読んだほうがいいのだろう。体験した者でしか書けない、情景描写のリアリティーが素晴らしい。
「ブラックライダー」という黙示録的な世界も書ければこの作品のような青春の淡さも書ける。本当に楽しみな作家である。
☆☆☆☆★
« 三国一の昼飯野郎2016⑤ | トップページ | 三国一の読書野郎2016③ »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 三国一の読書野郎2017※番外編(2017.03.04)
- 三国一の読書野郎2017⑩(2017.01.22)
- 三国一の読書野郎2017⑨(2017.01.21)
- 三国一の読書野郎2017⑧(2017.01.15)
- 三国一の読書野郎2017⑦(2017.01.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント