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本を読む日々2015⑪

それはイデオロギーの問題ではない

 二つの「吉田問題」に揺れる朝日新聞。その天敵とも言える文藝春秋から、新書版で「朝日新聞」なるものが出た。筆者は「朝日新聞記者有志」だと。

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<口上>2014年、朝日新聞社は、慰安婦問題、吉田調書問題、池上コラム掲載拒否問題と、3つの不祥事に見舞われた。日本のマスコミ界にかつてない3大スキャンダルに表出した朝日新聞の内部で、いったい何が起きているのか。 本書は現役の朝日新聞記者たちが、その取材力を朝日新聞そのものに発揮し、自分たちが働く会社の実態を克明に描き出す。朝日の病巣は、けっして「左翼」でも「反日」でもない。硬直化した官僚的組織、人事評価システム、派閥の暗闘……そうした極めて日本的な組織特有の病に冒されていることが、すべての元凶なのだ。それだけではない。朝日の場合、今回のような不祥事すら、新たな権力闘争の道具でしかない。「改革者」として登場した歴代の社長たちがいかに権力闘争の渦に呑み込まれて行ったか、世紀の誤報の陰にどのような派閥力学が働いていたのか…。そうした事実は、従来の朝日新聞像にまったく新たな光を当てるものだ。 最後に彼らはこう警告する。 「極端な話、朝日新聞が残存する左派・リベラルの記者を一人残らず放逐したところで、今のような企業構造がある限り、こうした不祥事は必ずや繰り返されるはずだ」

<双子山の目>問題はイデオロギーではない、というのが凄いね。権力闘争なのだね。まさに中国共産党のような体をなしてしまっているわけだ。まあ、一枚岩の組織ではないからこそ、こういう本も出てしまうし、権力闘争も行われるわけなのだが、「紙面の質」と言う点からすれば、ある確固たる方向性がなければ困るわな。しかし、こういう内幕暴露ものは読んでて下世話な興味を惹くよ。しかし、組織論としてある意味、真面目に読み解く必要もあると思うよ。

双子山評定:☆☆☆★

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コメント

人事(ヒトゴト)ではないですが、改革案はもしかして有効では、と思ってます。

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