本を読む日々2015④
う~む、どうなんだろう
堂場瞬一の「複合捜査」を読了。この作家、最近は売れっ子になって、この作品で通算91冊目だってさ。私も何冊か読んではいるのだが、「これ」といったものにぶつかった記憶はない。
<口上>さいたま市で治安悪化に対応する夜間緊急警備班が発足。班長の若林警部は、部下の失態で出世街道を外れた男。仕事の虫で部下を無能扱いする彼は、若手刑事から煙たがられる存在だ。ある夜、放火現場へ急行し、初動捜査にあたる。翌日、繁華街で発見された惨殺死体が、放火と関連があると睨んだ警備班は…。凶悪犯を追う熱い刑事魂をスピード感溢れる筆致で描く警察小説。待望の「検証捜査」兄弟編。
<双子山の目>う~む、どうなんだろう、この作家、そこそこ読ませるんだけど「決定打」に欠けるような気がする。そつがなさ過ぎるというか。印象の薄い読後感しか残さないんだよ。
本作も、もっと面白くできるのになあ、と思う。犯人の人間像や、若手刑事たちの正確の描き分けとか、もう少していねいにやればいいのに、と老婆心ながら思ってしまうのだ。
<双子山評定>☆☆☆⇔平均点ではあるのだが
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