本を読む日々2015⑨
殺人のための殺人で良いのかよ
架空の街「蝦蟇倉市」を舞台にしたミステリ・アンソロジーの2冊目「街角で謎が待っている がまくら市事件」を読了。1冊目が面白かったので、期待して読んでみたのだが・・・。
<口上>ここ蝦蟇倉市では、不可能犯罪がよく起こる。廃墟や神社に死体を隠す少女、互いに秘密を抱えたまま無人の球場で会話する高校生、そして事件を追って街を訪れるルポライター。高台にあるレストランで、古書マニアが住むアパートの一室で、森の中の美術館で―。この街で起こる事件は、仕掛けと遊び心に満ちている。架空の都市を舞台に同世代の人気作家が競演する「街」の物語。
<双子山の目>トリックのためのトリック、殺人のための殺人が起こりすぎ。こんな街、危なくて住んでいられないって。若い書き手が多いから、どうしてもトリッキーなものが書きたくなってしまうのかあ。シリーズ1が面白かっただけに残念です。こういう展開をするなら「蝦蟇倉市シリーズ」も終わりだね。
<双子山評定>☆☆
尾
« 本を読む日々2015⑧ | トップページ | もの食う日々2015⑩ »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 三国一の読書野郎2017※番外編(2017.03.04)
- 三国一の読書野郎2017⑩(2017.01.22)
- 三国一の読書野郎2017⑨(2017.01.21)
- 三国一の読書野郎2017⑧(2017.01.15)
- 三国一の読書野郎2017⑦(2017.01.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント