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本を読む日々2015⑨

殺人のための殺人で良いのかよ

 架空の街「蝦蟇倉市」を舞台にしたミステリ・アンソロジーの2冊目「街角で謎が待っている  がまくら市事件」を読了。1冊目が面白かったので、期待して読んでみたのだが・・・。

<口上>ここ蝦蟇倉市では、不可能犯罪がよく起こる。廃墟や神社に死体を隠す少女、互いに秘密を抱えたまま無人の球場で会話する高校生、そして事件を追って街を訪れるルポライター。高台にあるレストランで、古書マニアが住むアパートの一室で、森の中の美術館で―。この街で起こる事件は、仕掛けと遊び心に満ちている。架空の都市を舞台に同世代の人気作家が競演する「街」の物語。

<双子山の目>トリックのためのトリック、殺人のための殺人が起こりすぎ。こんな街、危なくて住んでいられないって。若い書き手が多いから、どうしてもトリッキーなものが書きたくなってしまうのかあ。シリーズ1が面白かっただけに残念です。こういう展開をするなら「蝦蟇倉市シリーズ」も終わりだね。

<双子山評定>☆☆

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