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書評としての現在2014⑥

期待外れ

 「雀蜂」を読む。今が旬のミステリ作家、貴志裕介の文庫書き下ろしになるのか。期待したけど、読後感は、何だかなあ。

<口上>11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。安斎とハチとの壮絶な死闘が始まった―。最後明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能。

<双子山の目>この「ラスト25ページのどんでん返し」が全然ダメで、物語全体の格好を崩してしまっている。無理筋。屋内サバイバル小説として進んでいた物語が、くだらない妄想話に転じてしまう。残念だ。

双子山評定:☆☆

雀蜂 (角川ホラー文庫)

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