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書評としての現在2014⑨

妄想史観ですね

 在日50年の外国人記者が戦後史をとらえ直すと言うから読んでみた。「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」。目新しさもなく、単なる妄想による史観である。読んで損した。

<口上>「戦勝国史観」に取り込まれている日本人に問う 滞日50年、『フィナンシャル・タイムズ』『ロンドン・タイムズ』『ニューヨーク・タイムズ』東京支局長を歴任し、三島由紀夫とも親交を結んだ英国人大物記者が、戦後、戦勝国の都合で作り上げられた「日本悪玉論」を断罪、南京事件、靖国参拝、従軍慰安婦と、現在俎上にある幾多の問題について論じ、さらに三島が死を賭して訴えようとしたものが何であったかを問いかける。 来日当時は戦勝国史観を疑うことなく信奉していた著者は、いかにして史観を大転換させるに至ったのか。そして日本人はこの提言を受けて、どう行動すべきなのか。

<双子山の目>

双子山評定:★

英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄(祥伝社新書)

 

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