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まだまだ読むぞ2013※130

あほらしいのに、面白い

 

 戌井昭人の芥川賞候補作「すっぽん心中」を読む。この作者、独特の脱力系の作品で、なかなかに引っ張る。ばからしい物語なのだが、なぜか引っ張るのである。芥川賞をとるのも、そう遠い話ではないだろう。

<口上>変化を求めず、目の前のことをやり過ごしてきた田野と痛い目に遭いつづけながらあっけらかんとしたモモ。不忍池で出会ったふたりは上野から霞ヶ浦をめざす。どんづまりを描きもはや笑うしかないのか「すっぽん心中」。スイッチの入った男の狂騒「植木鉢」、屋上の狂人のバトルと本心「鳩居野郎」を併録。おかしさと哀愁は他の追随を許さぬ現代小説。

<双子山の目>

双子山評定:☆☆☆★

すっぽん心中

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