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まだまだ読むぞ2013※129

異様な迫力で迫るドイツ・ミステリ

 一昨年の「罪悪」、昨年の「犯罪」で海外ミステリジャンルのベストテン入りを果たしたドイツの弁護士兼作家、シーラッハの新刊「コリーニ事件」はぐいぐいと読ませる。異様な迫力でドイツの闇に迫る。感心した。

<口上>2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。被害者は大金持ちの実業家で、新米弁護士のライネンは気軽に国選弁護人を買ってでてしまう。だが、コリーニはどうしても殺害動機を話そうとしない。さらにライネンは被害者が少年時代の親友の祖父であることを知り…。公職と私情の狭間で苦悩するライネンと、被害者遺族の依頼で公訴参加代理人になり裁判に臨む辣腕弁護士マッティンガーが、法廷で繰り広げる緊迫の攻防戦。コリーニを凶行に駆りたてた秘めた想い。そして、ドイツで本当にあった驚くべき“法律の落とし穴”とは。刑事事件専門の著名な弁護士が研ぎ澄まされた筆で描く、圧巻の法廷劇。

<双子山の目>著者の祖父はナチスの高官だとか。すごい国だね。

双子山評定:☆☆☆☆

コリーニ事件

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