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まだまだ読むぞ2013※134

パターンは読めてきた

 貫井徳郎、まだまだ行きます。次は「慟哭」。デビュー作に近い。幼女誘拐事件を追う警察小説だが、なるほど、こういうパターンなのだなと、貫井の方向性を如実に表している。さすが慟哭 (創元推理文庫)、デビュー作にはすべてが現れる。

<口上>連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、鮮烈デビュー作。

<双子山の目>最終的にがらり、とひっくり返すツイストが効いた作品なのだが、ジェフリー・ディーヴァーのような「サプライズ」がないんだよなあ。陰惨なんだよなあ。どうにも。

双子山評定:☆☆☆

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