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まだまだ読むぞ2013※127

ちょいと、ピンと来ないね

 小川洋子という作家は、才能に満ちあふれていると思う。彼女が構築する独自の世界観の多様さには、いつも感心させられるのだが、最新刊「いつも彼らはどこかに」はいまひとつ、ピンと来なかったな。

<口上>この世界が素晴らしいのは動物たちがいるから――震えるような感動を呼び起こす連作小説。たてがみはたっぷりとして瑞々しく、温かい――ディープインパクトの凱旋門賞への旅に帯同することになる一頭の馬、森の彼方此方に不思議な気配を残すビーバー、村のシンボルの兎、美しいティアーズラインを持つチーター、万華鏡のように発色する蝸牛……。人の孤独を包み込むかのような気高い動物たちの美しさ、優しさを、新鮮な物語に描く小説集。

<双子山の目>動物小説集なのだから、「動物バカ」の私が嫌いなわけがないのだが、ダメだったな。なぜだろう? どこか生硬さが残るのだよな、物語世界に。こなれていないというか。ちょいと残念な読後感でした。

双子山評定:☆☆★

いつも彼らはどこかに

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