まだまだ読むぞ2013※114
単なるノスタルジーではなく
「昭和三十年代の匂い」を読破。著者は岡崎武志。書評家であり、その読書量は半端ではないのだが、昭和32年生まれと私の1コ上。大阪育ちだから、東京・下町に育った私とはそのバックグラウンドは違うが、共通の「匂い」を感じ取ることができた。それは単なるノスタルジーではない。その時代を生きたものだけが感じ取ることができるサムシング・エルスである。
<口上>昭和三十年代は、子どもたちにとって毎日がワンダーランドだった?大イベントだったテレビ購入、誕生日は不二家のお子様ランチ、土管のある空地が遊び場、くみとり便所の強烈な匂い…万博、アトム、レモン石鹸、トロリーバス。少年時代を大阪で過ごした著者による懐かしいだけでは語りきれない昭和の本当の生活と思い出たち。文庫化に際し新章の書下ろしと岡田斗司夫氏との巻末対談を収録。
<双子山の目>
双子山評定:☆☆☆★
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