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まだまだ読むぞ2013※109

上半期の小説の中ではベストワン

 白石一文「快挙」は良い小説だ。今年の上半期に刊行された小説の中ではベストワンではないか。夫婦の愛を描いて過不足なく、しかも小説的構築もしっかりとし、読後感も素晴らしい。白石一文、技術的にも素晴らしく円熟してきた。
<口上>変質しない夫婦関係などない。罪と罰を抱き共に生きる。それこそが、結婚――。あの日、月島の路地裏であなたを見つけた。これこそが私の人生の快挙。しかし、それほどの相手と結婚したのに五年が過ぎると、夫婦関係はすっかり変質してしまった。共に生きるためには、不実さえも許す。それこそが夫婦。そう思っていたが、すべては私の驕りにすぎなかった……。結婚の有り様をあなたに問う傑作夫婦小説。

<双子山の目>

双子山評定:☆☆☆☆★
快挙

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