まだまだ読むぞ2013※96
意外な拾い物
とにかく、乱読していると年に何冊かは「おっ?」という感じの拾い物に出会うのである。巷間、まったく評判にならないような小説でも、中には楽しませてくれるものがある。朝倉宏景「白球アフロ」はそんな一冊。
<口上>都立等々力高校野球部。甲子園には程遠い弱小校に、黒人転校生がやってきた。アフロ×高校野球×恋愛が紡ぎ出す軽やかにして熱量あふれる青春ストーリー。第7回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。
<双子山の目>まあ、タイトルだけで、ほとんど中身が想像できてしまうよね。でも、こういうストレート勝負のど真ん中のコースに投げ込んでくる作家、現代では珍しいのではないか。その意気込みを買うよ。中身もなかなか感動的であるし。
双子山評定:☆☆☆★
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