まだまだ読むぞ2013※82
ポルノ小説です
大石圭「苦い密」を読む。この作家、とにかく多作だが、ホラーあり、サスペンスありで読者も多いと思うのだが、これはポルノ小説である。俗情的な読者ニーズに応えると、こういう小説ができあがる。
<口上>小岩井一水と夕希子は、平凡ながら幸せな家庭を築いていた。新築一戸建の家、可愛い6歳の娘、お腹の中に宿る新しい命。そんな一家をいつも気にかけてくるのが、隣家の未亡人・森梓だった。完璧な美貌の持ち主で優しく親切な素晴らしい隣人。だが彼女は、心の奥に暗く歪な欲望を隠していた。一水が梓からの甘美な誘惑に身をゆだねたとき、戦慄の悲劇が幕を開ける。
<双子山の目>しかし、一気に読ませてしまう(私は45分で読み終えました)のだから、文章の実力はあるのだと思いますよ。しかし、実に後味が悪く、エロシーンもグロテスクで、どうにも。エロは美しくないとなあ。
双子山評定:☆★
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