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まだまだ読むぞ2013※65

日高を舞台にしたヒグマ物語

 吉村龍一の「光る牙」を読了。日高山脈を舞台に、巨大なヒグマと、森林保護官の死闘を描いた山岳アクション。何しろ、3年半も住んだ日高が舞台だからね。楽しく、読ませていただきましたよ。

<口上>北海道日高山脈の王“羆”―。真冬にカメラマンが下山しないことで、物語は始まる。森林保護官・樋口孝也は、上司の山崎とともに捜索に乗り出すが、発見された死体には羆の爪痕があった。「食害事件」として始まった道警の捜査は、ひとつの終結を迎えるが…。元自衛隊の肉体派新人作家が、満を持して放つ、自然と人間を描き切った渾身作。

<双子山の目>著者は自衛隊時代に北海道に駐屯した、北海道大好き人間。北海道への愛がこもっています。ヒグマを描いた小説について、私たちはすでに吉村昭「羆嵐」を知ってしまっている。あの冷厳な事実がもたらす「凄み」には勝てるわけはないのだが、あえて挑んだ志に★を与えよう。頑張れよ、若き作家よ。

双子山評定:☆☆☆★

光る牙

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