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まだまだ読むぞ2013※56

昆布への愛に満ちる

 福井県敦賀市の昆布商・奥井隆が書いた「昆布と日本人」。昆布への愛情に満ちた熱い一冊である。もちろん、産地・北海道への愛情にも満ちていて、読んでいて、うれしくなる。

<口上>明治維新で倒幕資金の源になった、山の養分で味が決まる、ヴィンテージの仕組みはワインと同じ…。知っているようで、意外に知らない「母なる海産物」の魅力・秘密の数々。創業140年を誇る昆布商の主人が歴史から、「うま味」の本質、おいしい食べ方まで、昆布の興味深い話をていねいに伝えます。

<双子山の目>この筆者、フランスに行ってミシュラン三つ星シェフにも昆布の使い方を指導したこともあるそうです。昆布の持つ潜在的な力は図りしれません。北海道民はもっともっと、昆布について知る必要があるのかも。そんな時は、この本を、どうぞ。

双子山評定:☆☆☆★

昆布と日本人 (日経プレミアシリーズ)

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