まだまだ読むぞ読むぞ2013㊻
古くさい気もしないでもない
かつて大阪読売で「黒田軍団」の先頭に立っていた大谷昭宏が著した「事件記者という生き方」を読む。うむ。その生き方はある面ですがすがしく、潔いものではあるのだが、「もう、そういう時代じゃないよ」という気持ちも読後感に残るのだ。
<口上>大阪読売“黒田軍団"の一員として三菱銀行人質事件、グリコ・森永事件などの報道で活躍、テレビでもおなじみの著者による初の自伝的エッセイ。あのとき、事件現場では何が起きていたか?
<双子山の目>まあ、社会正義の実現に新しいも古いもないのだが、よって立つ「新聞」というものの意味合いがすっかり、変わってしまったような気がするのだ。それは善悪を超えて、かつて誰も経験しなかった変化への直面を余儀なくさせる。それを知らない、もしくは知らない振りをしているのは、新聞社なのだ。新聞社よ、気付け!
双子山評定:☆☆☆
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