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まだまだ読むぞ2013※63

欧米人はなぜゾンビが好きなのか?

 M・ブルックス「World War Z 上下」は、蘇る死者たちとの全面戦争により、破滅の淵に立たされる世界を描いた黙示録的SFである。この夏、ブラッド・ピット主演で映画化される。

<口上>中国で発生した謎の疫病―それが発端だった。急死したのちに凶暴化して甦る患者たち。中央アジア、ブラジル、南ア…疫病は急速に拡がり、ついにアウトブレイクする。アメリカ、ロシア、日本…世界を覆いつくす死者の軍勢に、人類はいかに立ち向かうのか。未曾有のスケールのパニック・スペクタクル。大作映画化

<双子山の目>それにしても、欧米人ってゾンビ(リビングデッド)が好きだよな。土葬文化が、その土壌にあるのだろうか? そこにある物体としての死体が動き出す・・・。そういう妄想に、捕らわれるのであろうか?

 この本に影響されたわけでもないけど、アメリカのケーブルTVで人気を呼んだというゾンビもの「ウォーキング・デッド」をシーズン2まで一気に見てしまった。何しろ、脳味噌をつぶさないと死なない連中相手だから、かなりグロイ映像が続くのだが、こういう世界観は日本人にはないなあ。

 なかなか壮大なスケールで描かれていて、引っ張る。日本人も登場しているので、お楽しみに。また、スタイルも、インタビューもので一時代を築いたスタッズ・ターケルのパロディとなっている。この作家、なかなかの才人なのである。

双子山評定:☆☆☆★

WORLD WAR Z 上 (文春文庫)

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