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まだまだ読むぞ2013㊾

これは名著である

 北大大学院の橋本努教授による「自由に生きるとはどういうことか」を読了。感心した。コンパクトな新書ながら、「自由」をめぐる諸相を鮮やかに摘出している。

<口上>敗戦により、まったく不自由から解放された日本。しかし、人びとの間にはいまだに「閉塞感」が蔓延している。では、いったい日本人は、「自由」という言葉にどんな理想を託してきたのか。「自由に生きる」ことは、いかにして可能なのだろうか。敗戦直後のエロス繚乱、あしたのジョー、尾崎豊、エヴァンゲリオン、そして格差社会…私たちの鮮烈な時代経験を素材に、本書では「生き方」の問題を考え抜く。かくも「生きづらい」社会のなかで自由を求めつづける術を問う、清新な「自由論」。

<双子山の目>まだ40代半ばの教授であるが、なかなかのもんだと思います。現在の「生きづらい」社会の中で、いかに自由はあるべきなのか。キーワードとしてのあしたのジョーや尾崎豊などの素材も新鮮である。お勧めの新書である。

双子山評定:☆☆☆☆

自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会編 (ちくま新書)

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