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まだまだ読むぞ2013㊿

警察内部の暗闘を描く

 相場英雄の最新刊「血の轍」を読了する。刑事警察と公安警察の組織内暗闘を、軽快なテンポで描く。なかなかに読ませる警察小説であった。

<口上>命を賭した、刑事部と公安部の壮絶な覇権争い。刑事たちを突き動かすのは、正義か、威信か、それとも本能か。東京都内の公園で絞殺体が見つかった。被害者は元刑事。警視庁捜査一課の兎沢が調べると、被害者は殺される直前、パソコンのメモリーカードを知人に送っていた。兎沢はカードを追うが、入手寸前に邪魔が入る。立ちはだかるのは、かつて所轄時代に数々の事件を解決しながら兎沢に捜査のイロハを叩き込んだ公安部の志水だった。殺された元刑事は警視庁全体を揺るがす、ある事件の真相を掴んでいたのだ。事件を詳らかにしたい刑事部と、闇に葬り去りたい公安部の熾烈な争いが勃発し、兎沢と志水の絆が引き裂かれていく――。ベストセラー&ドラマ化『震える牛』を遥かに凌ぐ、大傑作警察小説の誕生!

<双子山の目>「ここまでやるか」というほどの公安警察のえぐさが絵が描かれていて面白い。まあ、劇画的・パタン的な描写や展開がないわけでもないが、破綻なく、ある程度すっきりした読後感に導く手腕はさすがである。ちなみに「血の轍(ブラッド・オン・ザ・トラックス)」とは、ボブ・ディランの傑作アルバムのタイトルである。

双子山評定:☆☆☆★

 血の轍

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