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まだまだ読むぞ2013※53

楽しい鉄道小説

 真保裕一の久久久々の新作「ローカル線で行こう!」は面白い。赤字の第三セクターローカル線を立て直す物語なのだが、すぐにでも映画になりそうな話である。

<口上>県下最大のお荷物といわれる赤字ローカル線、もりはら鉄道は、廃線の瀬戸際に立たされていた。再生を図るため、前社長が白羽の矢を立てたのは……なんと新幹線のカリスマ・アテンダント。篠宮亜佐美。31歳、独身。「この鉄道の経営は、素人以下です」「お金がないなら、智恵を出すのよ!」県庁から送り込まれた鵜沢哲夫以下、もり鉄社員は戸惑うばかり。しかし、亜佐美は社長に就任するや、規格外のアイデアを連発し、鉄道と沿線の町はにわかに活気づいていく。一方、時を同じくして、列車妨害、駅の放火、台風による崖崩れと、数々の事件が亜佐美たちを襲う。そんな中、社員すべての希望をかけた「もり鉄フェスティバル」の日がやってくるが……。赤字鉄道の再生は? 寂れた沿線の町おこしは? そして、不穏な事件の真相は? もり鉄に明日はあるのか? 読めば元気の出てくる、痛快鉄道再生ストーリー

<双子山の目>確かに、「地方の疲弊」という重大な問題を、このようなエンターティンメント小説に仕立て上げてしまって良いのか、という議論はあるかもしれないが、まあ、そこまで深刻に考えることもなかろう。やる気を失っていた鉄道職員がだんだんと、前のめりになっていく様など、ある種、感動的でもある。気概と自信を持ちながら、仕事をしていくことの意義を伝えてくれる小説ではなかろうか。まあ、一種の「軽さ」は否めないけどな。

双子山評定:☆☆☆★

ローカル線で行こう!

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