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三国一のDVD野郎2013②

若者たちは空しく散っていく

 吉村昭原作の「桜田門外ノ変」を観る。水戸浪士による大老・井伊直弼暗殺。熱い理想を抱く青年たちはしかし、時代の荒波に押し流され、空しく散っていく。

<口上>吉村昭の時代小説を大沢たかお主演で映画化。開国を推し進めていた大老・井伊直弼を、尊皇攘夷へと傾いた水戸の浪士らが打ち倒す「桜田門外ノ変」。そこへ至る経過と逃亡の果てに迎える顛末を、襲撃の指揮を執った関鉄之介ら水戸藩士の視点から描く。

<双子山の目>水戸は幕末、常に先走り、内部抗争も激しく、結局は自滅していった。桜田門外などはまずその先走りの最たるもので、薩摩の挙兵を無邪気に信じ切ってしまったが故の、大誤算だった。命をかけてものごとに当たる姿勢はいいとしても、指導者たる者、破滅のための破滅は避けなければならないはずだ。その水戸の愚直さがひしひしと伝わる映画ではあると思った。

 原作は吉村昭独特の、きっちりと調べこんだ小説。関鉄之介の逃亡を軸に、当時の状況を織り交ぜながら綴っている。

 まあ、何というか、雪の桜田門外での襲撃シーンは、白と血の赤が織りなす様式美ともいえる。映画監督なら誰でも、一度は撮影してみたいのではあるまいか?

双子山評定:☆☆☆★

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