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まだまだ読むぞ2013㉟

途中で腰砕け

 藤田宣永の「ライフ・アンド・デス」を通読したが、あまり、面白くなかった。長いだけ長くて(524ページ)、物語が途中でへたってしまうのだ。

<口上>完璧のはずだった。しかし、その計画が、1人の女と愛くるしい動物たちのせいで狂い始める―謎の人物からの指令により、ある女に近づけというミッションを課された腕利きの暗殺者・榎波。しかし、彼には、女性に対する屈折した心と、動物虐待を目にすると暴走するという決定的な弱点があった―!?“影の弁護士”藤立、動物をこよなく愛し、女に恐怖心を抱く草食系ヒットマン。激情にまかせて放った1発の銃弾から、伸るか反るかの追跡劇の幕が上がる。新境地ノンストップ・サスペンス。

<双子山の目>犬好きのヒットマンが登場すると言うから、楽しみに読んだのだが、ストーリーについて行けなくなってしまい、後半は著者自身が持て余し気味になっていた。もっとコンパクトに、全体の3分の2ぐらいに削り落とせば、物語ももっとすっきりしたのにと思う。とにかく、長すぎるんだよ。魅力的な登場人物が多いのだから、本当に残念だ。後半の混乱ぶりは目を覆う。

双子山評定:☆☆★

ライフ・アンド・デス

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