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まだまだ読むぞ2013㊳

楽しい歴史雑学エッセー

 私は小谷野敦のファンで、著作が出るたびに買っている。「日本人のための世界史入門」は最新刊。紀元前ギリシャから現代までの通史を271ページで語るのだから無謀と言えば無謀だが、楽しく読めた。

<口上>いつから日本人は世界史が“苦手”になったのだろう。“コツ”さえつかめば、世界史ほど面白いものはないのに―。「物語のない歴史は退屈である」「日本人にキリスト教がわからないのは当然」「中世とルネッサンスは何が違うのか」「フランス革命の楽しみ方」…。歴史の“流れ”を大づかみするための補助線を引きながら、古代ギリシアから現代までを一気呵成に論じる。一冊で苦手意識を克服できる、便利な世界史入門。

<双子山の目>結局、高校の世界史の教科書が理解できれば、世界史は大づかみにできるというのだ。もっともである。

 しかし小谷野敦は、歴史の法則性を信じていない。歴史とは偶然の産物に過ぎないとしおている。

 だが私は、どこか歴史に法則性を読み取ろうとしてしまう。それが俗流ヘーゲル主義なのだが。「すべては偶然である」と言い切るほどの「勇気」が私にはないのである。

双子山評定:☆☆☆★

日本人のための世界史入門 (新潮新書)

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