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まだまだ読むぞ2013⑲

やはり言葉は気になるね

 山口文憲「若干ちょっと、気になるニホン語」を読む。言葉遣い、というか、日常語のヘンなところが気になるのは、私など、加齢の一現象にも思えるのだが、やはりヘンなものはヘンなのである。

<口上>街角で見つけた、あんな日本語、こんな日本語。どこがおかしいのか、どうしてそうなったのか、あなたはわかりますか?不思議な日本語100連発。

<双子山の目>共感できる部分は確かに多いのだ。「賤し」などというが、動詞の名詞化はおかしいとか、客に対する過剰なへつらいからか、言葉遣いがでたらめになっている店舗内の表示とか。しかし、雑誌連載のためか、2ページ以内で落とさなければならず、突っ込み不足であるのが残念。

 岩見沢にいたときの上司が、言葉に対して「揚げ足」を取るのが生き甲斐ともいえる嫌味なオトコで、毎朝、新聞を鵜の目鷹の目で見て、「正しい日本語のために」なるペーパーを出すほどだった。それ以来、私は「美しい日本語」「正しい言葉」というフレーズに対して身構えるようになっている。自らは決して「超~」などという言葉は使わないようにしている。それでいいじゃん。

双子山評定:☆☆☆

若干ちょっと、気になるニホン語

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