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まだまだ読むぞ2013⑨

野球と企業経営と

 池井戸潤の「ルーズヴェルト・ゲーム」を読了。いいねえ。逆転はいつだってできるんだ、という熱いメッセージが伝わってくるぜ。閉塞的な状況にある今日こそ、読まれるべき小説である。

<口上>「一番おもしろい試合は8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領は、そう語った。監督に見捨てられ、主力選手をも失ったかつての名門、青島製作所野球部。創部以来の危機に、野球部長の三上が招いたのは、挫折を経験したひとりの男だった。一方、社長に抜擢されて間もない細川は、折しもの不況に立ち向かうため、聖域なきリストラを命じる。廃部か存続か。繁栄か衰退か。人生を賭した男達の戦いがここに始まる。

<双子山の目>野球部存続と企業経営の危機が、パラレルに描かれるのがミソ。当然、登場人物も増え、複線的な読み方が必要になってくるのだが、池井戸の熟練の技はここでも冴え、ぐいぐいと話を引っ張っていく。

 しかしまあ、悪役と善人がきれいにばっさり、二元論的に分かれてしまうのが池井戸の限界か。でもまあ、ラストも気が利いているし、十二分に満足できる読み応えである。お勧め。

双子山評定:☆☆☆☆

ルーズヴェルト・ゲーム

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好きな作家のひとりです。

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