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三国一の読書野郎2012※169

一皮むけば…

 嫌な感じがするミステリが湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」である。この作家も多作だが、これは平均点に達している。善意も一皮むけばすぐに悪意へと転じ、そして殺意へ変わっていく。その薄ら寒さを、意欲的なスタイルで描いていると思う。

<口上>美人会社員が惨殺された不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まった。同僚、同級生、家族、故郷の人々。彼女の関係者たちがそれぞれ証言した驚くべき内容とは。「噂」が恐怖を増幅する。果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも―ネット炎上、週刊誌報道が過熱、口コミで走る衝撃、ヒットメーカーによる、傑作ミステリ長編。

<双子山の目>

双子山評定:☆☆☆

白ゆき姫殺人事件

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