三国一の読書野郎2012※161
印象は薄くなる
誉田哲也「インビジブルレイン」を読了。女刑事・姫川警部補を主人公にしたシリーズなのだが、何となく、中だるみ感があり、読後の印象も薄い。書き過ぎなのではないか? せっかく、キャラクターが立っているシリーズなのだから、しっかりとしたものを書き続けて貰いたい者だというのが感想である。
<口上>姫川班が捜査に加わったチンピラ惨殺事件。暴力団同士の抗争も視野に入れて捜査が進む中、「犯人は柳井健斗」というタレ込みが入る。ところが、上層部から奇妙な指示が下った。捜査線上に柳井の名が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだ。隠蔽されようとする真実―。警察組織の壁に玲子はどう立ち向かうのか?シリーズ中もっとも切なく熱い結末。
<双子山の目>
双子山評定:☆☆★
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