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三国一の読書野郎2012※151

ハートウォーミングな小説

 大阪・通天閣を舞台に、父娘のドタバタを描くメロドラマ調小説を読んだ。坂井希久子「泣いたらアカンで通天閣」である。よくこなれたストーリーで引っ張る。テレビドラマのシナリオにすればよろしいと、皮肉でなく思う。

<口上>どん詰まり下町商店街に息づく、とびっきりの人情と懐かしい家族の物語。シャッターが目立つちょっと寂しげな北詰通商店街に店を構える「ラーメン味(み)よし」。「味よし」とは名ばかりで、店主のゲンコが作るラーメンはえらく不味く、赤字続き。ゲンコはしっかり者の一人娘・センコの目を盗んでは、店をほったらかしてふらふら遊びに行ってしまう。センコは帳簿とにらめっこしては頭を抱える日々。さらに自身の厄介な恋愛問題にもモヤモヤしながら毎日を過ごしていた。そんなある日、東京で就職した幼馴染のカメヤが突然帰ってきた。だがコソコソしていてどこか様子がおかしい。さらにどういうわけかゲンコが、街の問題児・スルメを家で預かると言い出し、そんな余裕はないと激怒するセンコだったが。くせ者揃いの家族とお節介なご近所さんに囲まれて、センコは自分を育む「街の息遣い」をいとおしく思い、かけがえのないものに気が付いていくのだった。

<双子山の目>

双子山評定:☆☆☆☆

泣いたらアカンで通天閣

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