三国一の読書野郎2012※163
レベル低くないか?
若き日本人女性が米ハーバード大の教壇に立ち、しかも、学生からの評価も高いという。北川智子の「ハーバード白熱日本史教室」は、その当人が、ここまでに至った経緯を綴る1冊だ。
<口上>少壮の日本人女性研究者が、ハーバード大学で日本史を大人気講座に変貌させた。歴史の授業に映画作りや「タイムトラベル」などの斬新な手法を導入。著者の熱に感化され、学生たちはいつしか「レディ・サムライ」の世界にのめり込んでいく―。「日本史は書き換えられなければならない」という強い使命感のもと東部の有名大学に乗り込み、「思い出に残る教授」賞にも選ばれた著者が記す「若き歴史学者のアメリカ」。
<双子山の目>しかしまあ、一女性のサクセスストーリーとして読めば何の害毒もないけれど、本当にこんな低レベルの日本史を、アメリカの学生に教えているのかというショックも読後感として残る。かちっとした歴史学でも何でもないじゃん。アメリカの学生に「受ける」ために加工した日本史としか思えないんだよな。
双子山評定:☆☆
« 三国一の読書野郎2012※162 | トップページ | 三国一の読書野郎2012※164 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 三国一の読書野郎2017※番外編(2017.03.04)
- 三国一の読書野郎2017⑩(2017.01.22)
- 三国一の読書野郎2017⑨(2017.01.21)
- 三国一の読書野郎2017⑧(2017.01.15)
- 三国一の読書野郎2017⑦(2017.01.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント