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三国一の読書野郎2012※147

がきデカ」から何年経った?

 山上たつひこといえば、マンガ「がきデカ」であるが、最近は作家としての活躍が目立つのである。「火床より出でて」は閉鎖的な地方を舞台にした伝奇的ミステリ。才人である。

<口上>金沢の探偵・成瀬智久のもとに二つの依頼が持ち込まれる。最初の依頼人は、23年前に起きた“児童誘拐殺人”の被害者の弟。犯人は逮捕されてすでに死亡しているが、最近その家族が犯人の名誉回復を目論んでいるらしい。その動向を調べてほしいという。一方、もう一人の依頼人は、なんとその殺人犯の娘だった。彼女は、父の亡き後、残された家族を陰で支えてくれた恩人の行方を捜してほしいという。被害者家族と加害者家族。探偵は、二つの依頼に応えるために過去の闇に分け入る。そこには驚くべき真実が隠されていた。世界が反転する傑作ハードボイルド・ミステリ

<双子山の目>「がきデカ」が流行ったのは、私が大学1年生のころ。バカみたいに面白く、くだらなかったな。もともと、山上は「光る風」という日本が再軍備し、軍国化するというストーリーマンガが衝撃的だったので、「がきデカ」との落差に驚かされた。

その山上のストーリーテリングの才能が、作家活動にも生かされているのだろう。文章なんか、駆け出しの作家なんか足下にも及ばないよ、本当に。

双子山評定:☆☆☆★

火床より出でて (小学館文庫)

 

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