三国一の落語野郎2012⑥
さすがは談春、なのだが
立川談春、年間4高座のうち、「秋」の巻を聴きに行く。道新ホールにて。
時が流れるのは早いもんだ。もう、秋だものな。何をかけるのか、秋らしいネタなのか、期待していた。
前座なし。時間通り、ぴったり15時に高座に上がる談春である。AKBの武道館コンサートの話をマクラに振りながら、まずは「南瓜屋」である。典型的な与太郎話であるね。
マクラがちょいと、くどすぎたかなあ。与太郎は抜群の出来で、会場をどかんどかんとさせていたけどね。
もう一席は「景清」。めくらの噺なので、なかなか、テレビではかけられない。
これもうまいよ。目の病で、盲目になっちまった彫り師の伝法な物言いと、その反面で親思いであること、神仏を頼らざるを得ない不安な気持ちを、自在に演じていた。感心した。
しかし、である。「秋」なのだから、もう少し秋らしい噺をかけてもよかったのでは、というのが率直な感想。でもまあ、この日の札幌も暑かったから、この二つでよかったのかなあ。
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