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三国一の読書野郎2012※126

後味がじわりと苦いミステリ

 映画化もされた「告白」で一大ブレイクした湊かなえ。文庫になった「贖罪」を読む。これも映画化されるのでは。しかしまあ、じんわりと後味が悪いミステリだよな。女流独特の底意地の悪ささえ感じてしまう。

<口上>155年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った──あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した4人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!? 〈特別収録〉黒沢清監督インタビュー。

<双子山の目>

双子山評定:☆☆☆

贖罪 (双葉文庫)

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