最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 三国一のGP野郎2012③ | トップページ | 三国一の読書野郎2012※96 »

三国一の読書野郎2012※

やはりものづくりこそ基本なのだ

 まはら三桃という作家の「鉄のしぶきがはねる」を読む。工業高校に通う女子高生が主人公。さわやかな、「職人系小説」である。

<口上>工業高校機械科「旋盤」女子、鉄の塊に挑む手作業よりもコンピューターを信じていた女子高生が、鉄との格闘を通して職人技の極みに魅せられていく。機械油と鉄のとがった匂いにまみれた「旋盤」青春物語。

<双子山の目>読後感が本当にさわやか。「技能五輪」に挑む、高校生達の熱意がこちらにまで伝わる。やはり、日本という国の基本は、ものづくりにあるのではないかな、と思わせる。登場人物の造形もうまいし、なかなかの作家であると思ったね。

双子山評定:☆☆☆★

鉄のしぶきがはねる

« 三国一のGP野郎2012③ | トップページ | 三国一の読書野郎2012※96 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三国一の読書野郎2012※:

« 三国一のGP野郎2012③ | トップページ | 三国一の読書野郎2012※96 »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31