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三国一の読書野郎2012※110

戌井昭人はやはりいいよ

 演劇人でありながら、独自の小説世界をこうちくしつつある才人・戌井昭人の最新長編「松竹梅」を読了。いいね。小学生3人組が主人公なのだが、視線を低く構えた物語が楽しい。才能を再認識するね。

<口上>教室の片すみに吹きだまったホコりのような小学生男子3人。実家がスナックでのどが自慢の・松岡、プロボクサーになりたいお調子者・竹村、吉原勤めの姉ちゃんと2人暮らしの転校生・梅田。風通しの悪い川っぺりの街で、たいへん個性的な人々に見守られて、子供たちはどんな夢を見る?しょうもなくまっすぐで、ちょっとやさしい愛すべきバカ三人組の物語。暴走パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」主宰、芥川賞最終候補作家が贈る人情小説。

<双子山の目>

双子山評定:☆☆☆☆

松竹梅 (真夜中BOOKS)

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