三国一の読書野郎2012※106
現代史の証人としての新聞記者
山本佑司「毎日新聞社会部」を読む。元毎日新聞社会部長が綴る、戦後事件史でもある。記者特有の「臭さ」と「特権意識」が鼻につくところもあるが、現代史の一断面として読んでいくけば面白い。
<口上>沖縄密約事件=「西山事件」は何を語るのか―下山事件、松川事件からロッキード、角栄逮捕まで、戦後、権力の闇をあばく報道によって社会を震撼させ、そうであるがゆえに謀略の標的にもなってきた毎日新聞、その栄光と悲劇の歴史を、血がにじむような努力で真実にせまった事件記者たちの姿とともに描き出す、社会部長だった著者でしか書けなかった渾身のノンフィクション。
<双子山の目>
双子山評定:☆☆☆
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