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三国一の読書野郎2012※89

思い入れが強すぎて

 ドストエフスキーの新訳で知られる東京外国語大学長の亀山郁夫氏。文学だけでなく、音楽面でもロシアに強力に魅惑されているらしい。「チャイコフスキーがなぜか好き」を読んでみた。

<口上>チャイコフスキーを筆頭に、ムソルグスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、そしてショスタコーヴィチ―19世紀後半から20世紀にかけて、ロシアの作曲家たちはクラシック音楽の世界で絶対的な地位を占めている。なぜかくも私たちの心を揺さぶるのか?論理を重視したドイツの古典音楽とは対極的に、艱難の歴史と血に染まる現実を前に、ロシア音楽は、幸福を希求する激しくも哀しい感情から生み出されたのである。近年のドストエフスキー・ブームの火つけ役が、死ぬまで聴いていたい“聖なるロシアの旋律”に迫る。

<双子山の目>何だか、思い入れが強すぎて、ついて行けない部分がありますね。音楽の魅力を文章で伝えるというのは、実は、かなり至難の業なのではないかと思う。亀山教授、その試みに失敗しているような気がする。思いだけが先走って、独りよがりの文章になってしまった。だから、よく、わからないのだ、読んでいても。

 アマゾンのレビューを見ても、あまりもの「亀山節」にみなさん、ちょっと引き気味のようだ。

 私が思うに、ロシア音楽のキーワードは「通俗性」だ。しかし、それは聖性とは矛盾しないところが、まさにロシアなのだと思うのだ。

 まあ、ショスタコービッチは「ソ連」という、ロシアとはまた別の視野から見ていかなければならないのだが。

 亀山教授、とにかく、学究肌の人なんだね。音楽聴くにもしゃっちょこばってしまっている。

双子山評定:☆☆☆。もう少し、ガイド的なものを期待したのだが・・・。

チャイコフスキーがなぜか好き (PHP新書)

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