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三国一の読書野郎2012※94

硬直した精神が騙される源泉か

 現代史家の秦郁彦。かなりの高齢だが、まだ著述活動は盛んだ。新潮新書から出した「陰謀史観」は、歴史の影に黒幕を見る人たちを痛烈に批判して心地よい。

<口上>史実を歪めるのは誰なのか? そのトリックは?  明治維新から、日清・日露戦争、田中義一上奏文、張作霖爆殺、真珠湾爆撃、東京裁判や占領政策、現代の9.11テロまで、あらゆる大場面で囁かれる「陰謀論」を徹底検証。 また、ナチス、コミンテルン、CIA、MI6、KGB、モサドなどの諜報や、ユダヤなどの秘密結社、フリーメーソンと日本の関係も解明する。 現代史を取り巻く「陰謀論」と「秘密組織」の謎に、現代史研究の第一人者が迫る渾身の論考。

双子山評定:☆☆☆★

陰謀史観 (新潮新書)

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