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三国一の読書野郎2012※90

「年齢」と言ってしまえば、余りに酷か

 かつては、筒井康隆のファンだった。「虚構船団」あたりまで。全集も買った(途中でやめてしまったけど)。

 その後、ニューアカブームの後、文学理論とアカデミズムを茶化した「文学部只野教授」も読んだ。面白かった。しかし、その後はがくっと鮮度が落ちてきているような気がする。

 文庫になった「壊れ方指南」。なぜ、こういう小説を書くのだろう。作家の意図はどこにあるのだろう。いや、筒井ぐらいになると、もはやそんなことを聞くのは野暮なのか。加齢による作品変化が著しいような気もするのだがね。

<口上>タバコの煙で空中浮遊できるようになった男の悲劇。極端に口べたな編集者の驚くべき末路。無類の読書好きが集まって送る夢の生活。奇妙な味わいの短篇から、一瞬で終わるショートショート、とんでもない展開のスラップスティックまで。天才のあくなき実験精神とエンターテインメント精神が融合した全30篇。

<双子山の目>これを「実験精神」と呼んでいいのかね。もはや過去の自己模倣だろ。なんか、初期のころの筒井のショートショート・テイストさえ感じられるのだよ。今更、タバコの煙の空中浮遊でもないだろ。傑作「郵性省」があるじゃないか。

壊れかた指南 (文春文庫)

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