三国一の読書野郎2012※87
東京でけなげに生きる動物たち
都市の生態系というものは確実に変わってしまっていて、かつては感がえられなかった生き物がいま、東京に生息する。川上洋一の「東京 消える生き物 増える生き物」を読むと、その変化にはかなり深刻なものがあるようにも思える。
<口上>いまや東京からは数百種の生物が姿を消そうとしているが、一方で、都会の環境に逞しく適応する動物たちも増えつつある。新宿の高層ビル街でハトを狩るハヤブサ、行動力を駆使して23区に繁殖するハクビシン、排気ガスに強い街路樹を住拠にするアオスジアゲハ…。その実態を知れば、大都会の姿がガラリと変わって見えるだろう。都市に栄える「野生の王国」を描く驚きの報告書。
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