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三国一の読書野郎2012※69

失敗作ではないか?

 「ストロベリーナイト」で当てた誉田哲也。刑事物だけでなく、「武士道セブンティーン」など、青春物も描いたり、幅広い作風が自慢のようだ。そんな誉田の最新刊「あなたの本」を読んでみた。・・・どうにも記憶に残らない、薄味な作品だなあというのが、正直な感想である。

<口上>憧れの都会で流されるままに暮らす女の血脈。深き森で暮らす原始人たちの真実。ごく普通の男子中学生の前に現れた天使の目的。父の書斎で発見した一冊の本に翻弄される男の運命。天才スケート美少女を見守り続ける少年の淡い初恋。すべてを手に入れたミュージシャンが辿り着いた場所。警視庁新宿署新宿六丁目交番に勤務する諸星巡査長の意外な日常―引き込まれるストーリー、予想外な結末を、堪能せよ。

<双子山の目>読者を驚かそう、驚かそうという方向にばかり、目が向いているから、肝心の物語に「芯」がないのだ。どの短篇も、「だから、何なんだ?」という読後感ばかりが残るのである。

 この作家、短篇には向いていないのではないか。キャラクターをきっちりと構築し、筋を構築していく中で本領が発揮できる作家なのではないかと思う(長編でも「ジウ」という壮大な失敗作もあったけど)。才能はあるのだから、安易な仕事はやめた方がよろしいと思う。

双子山評定:☆☆。読んだらすぐに忘れてしまった。記憶力の低下ではないと思う

あなたの本

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