三国一の読書野郎2012※74
つまらない小説
つまらない小説を最後まで読むと「時間を返せ」と文句のひとつもいいたくなるのだが、この小説がまさにそれであった。伊藤たかみ「秋田さんの卵」である。何が言いたいのか、さっぱりわからない小説であった。
<口上>K病院・内科病棟の十号室。謎の血尿で入院中、しかしそれ以外に取り立てて不健康なところのない木戸俊二は、同じようにヒマを持て余している内科病棟の患者たちと、他愛も無い世間話をして過ごしていた。そんな彼らの専らの話題と言えば、いまはもう廃止された“付添婦”の<秋田さん(本名不明)>のこと……。生と死が通り過ぎていく場所の、刹那的な日常を軽妙に綴った表題作ほか、幻の傑作「ボギー、愛しているか」を併録。
双子山評定:☆。この作家とは肌合いがあわないと言うことなのだろう
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