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三国一の読書野郎2012※51

何とも贅沢な一冊だ

 村上春樹が小沢征爾と音楽の話で盛り上がる「小沢征爾さんと、音楽について話をする」(そのまんまのタイトルだね)は、何とも贅沢な一冊であると思う。ベートーベンのピアノ協奏曲第3番や、マーラーの交響曲について、実際にディスクを聴きながら、「ここはこうだ」などと語り合うのだから。小澤の経験、村上の知識、両者が相まって、豊潤な語り合いの密度を高めていく。

<口上>指揮者はタクトを振るように語り、小説家は心の響きを聴くように書きとめる――。 「俺これまで、こういう話をきちんとしたことなかったねえ」。ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第三番、復活のカーネギー・ホール、六〇年代の軌跡、そして次代の演奏家達へ。「良き音楽」を求め耳を澄ませる小説家に、マエストロは率直に自らの言葉を語った――。東京・ハワイ・スイスで、村上春樹が問い、書き起こした、一年に及ぶロング・インタビュー。

小澤征爾さんと、音楽について話をする

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