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三国一の読書野郎2012※35

佐野眞一は信頼できる

 ノンフィクション作家・佐野眞一テレビを巡るのエッセイ「劇薬時評」を読む。この人、意外とテレビが好きで、仕事をしながら、テレビを流しっぱなしにしているらしい。だから、芸能人についても、結構、詳しかったりする。がだまあ、内容は過激である。悪口雑言針誹謗であるが、それがツボにはまって、何ともおかしい。

<口上>この数年で劣化著しい日本。リーマンショック、政権交代、沖縄基地問題、そして、大震災と原発事故。政治から芸能まで、時の人をメッタ斬りにした激辛時評!

<双子山の目>何しろ、「東電OL殺人」のころから、東電の体質を喝破していたひとだからなあ。その視点たるや、強烈すぎる。秋霜烈日である。

 特に、「3・11」以降の文章の筆致が激しさを増してくる。それはそうだよな。劣化した指導者を仰いだ結果としての、「人災」としての福島第1原発があるのだからな。結論として言いたいのは、佐野眞一という物書きは、信頼できると言うことだ。わが母校、東京都立墨田川高校の先輩であることを誇りに思う。

 <双子山評定>☆☆☆★。言葉の持つ力を知ろう

劇薬時評: テレビで読み解くニッポンの了見

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