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三国一の読書野郎2012④

暗すぎるミステリ

 1月17日に発表される直木賞の候補作を読んでいこう。まずは、歌野晶午「春から夏、やがて冬」から。

 「ラスト5ページで世界が反転する!」 というのがキャッチコピーなのだが、もう少し前から、オチはわかるぞ。まあ、その「世界の反転」を期待して読む人も多いのだろうが、2004年発表の「葉桜のころに君を想うということ」の方が、ラストの衝撃度は大きいと思う。

 この小説は、暗すぎるのだ。希望の光が、どこにもないのだ。人間が生きていくことの暗い面、ダークサイド・オブ・ザ・ムーンしか描かれていないのだ。読んでいて息が詰まってくる。

 暗さを描くなとは言わないが、ミステリのトリック、結末の衝撃度だけを目的に、このようなテーマで書いていくことには、若干の抵抗があるな。

<口上>スーパーの保安責任者の男と、万引き犯の女。偶然の出会いは神の思い召しか、悪魔の罠か?これは“絶望”と“救済”のミステリーだ。

双子山評定:☆☆☆。面白く読ませるけれども、受賞はむりでしょう。

 春から夏、やがて冬

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