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三国一の読書野郎2012※26

異様な迫力で読ませる伝奇小説

 第6回小説現代長編新人賞を」受賞した吉村龍一という作家の「焰火」を読む。荒削りな文章と構成ながら、新人らしい迫力に満ちている。ぐいぐいと読者を無理やりに引っ張るリーダビリティーで、「おいおい」と突っ込みを入れながらも、読者は最後まで読んでしまうのである。凄い力業だ。

<口上>昭和初期の東北の寒村で貧しい狸とりの息子として、侘しい暮らしを送る男。肺病の家系にあり、村八分にされている。そんな彼の唯一の心の慰めは、おミツという村の女だった。盗人の家に生まれ、差別さて続けたおミツと男は強く惹かれあう。しかし、あるとき村長の息子たちに捕らえられ、おミツは殺され、男は村長の息子等を殺して、命からがら川に飛び込み、生まれた村を離れる。逃亡生活の中で男は山の民、川の民、盲目の遊女、破戒僧らと出会う。自然の中でつかの間の幸せを味わう男に、ひたひたと迫る追っ手の魔の手。彼の運命はいかに。

双子山評定:☆☆☆☆。面白いことは確かなのだが、かなりのえぐさもあるので要注意です

焔火

 

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