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三国一の読書野郎2012⑩

富良野も登場

 函館出身のエンタメ作家・富樫倫太郎の「SORⅣ 黒い羊」を読む。警視庁に設けられた広域捜査を専門とするキャリア警官たちの活躍を描くシリーズの最新刊。今回は舞台に富良野が出てくるぞ

<口上>SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。文庫書き下ろし・シリーズ第4弾。

 変な雰囲気の歴史小説が得意な富樫。現代物も書くんだなあと思って、このシリーズ、最初から読んでいるのだが、ちょっと中だるみかな? いかにも、あの「サカキバラ」をイメージさせるような犯罪者を登場させ、彼が医療少年院を退院後働いていた富良野から姿を消したため、その行方を追うサスペンスは緊張感がある。しかし、後はどうも、会話だけで物語を進めていくというか、安直な作りだ。もっと深く、描き込めるのに、安きに流れている。

 もっと、「どす黒く」、描いた方が良いのではないか。別にユーモアを無理ににじませなくても、良いと思う。ちょっと、方向を変えて欲しいなあ。

双子山評定:☆☆★。中公文庫も変わったよね。こういう作品を書き下ろしにするんだから。

SROIV - 黒い羊 (中公文庫)

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